誉の日記的物語

日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。

中学生の頃から

凄く綺麗な月だったなぁ。

月が綺麗ですね。

これには有名な逸話がありますが、それは置いといて。

 

ふと中学生の夏休みの課題で感想文を書いた事を思い出した。

当時流行っていたハリー・ポッターと賢者の石。

中学生にしてはこの本ですら高価な物だった。

 

感想文もあるし読みたいなぁと言った所、おかんが買っといでと小遣いをくれた。

あの時の嬉しさ、おかんの優しさは今思い出しても胸が踊る。そしておかんの些細な優しさに今になって有り難みを感じる。

この頃から自分の本好きはすでに始まっていたのだろうか?

かなり長い間気づかないでいた。

 

夏休みの間食らいつくように読み、感想文を書く。

今思い出すと、あの頃の自分は本を読みたかったのもあるが、それ以上に感想文を書きたかったのだと思った。

書く事が多すぎて課題用の原稿用紙は数枚しか無く、感想文を途中で辞めて提出してしまった。

文章を作るという事もこの頃から始まっていたのだ。

 

夏休みが終わり課題を提出して数日。

クラスの図書係が、◯◯の感想文コンクールに出していい?

と聞かれ何も考えずに

「えぇよ」

と答えてしまった。

 

それから数日。

図書係に途中で終わっている事を指摘された。

「あっ忘れてたわ、悪い」

かなり絶賛されていたらしく、先生からも続きを書いて欲しいと言われたのだが

「課題増えるやん、いやや」

と断ったのだ。

 

まぁ普通の中学生だったのでそんな所だろう。

 

あの頃から文章を書き出すと止まらないという性質を備えていたのだ。

今になって本格的に始めた事だが、思い返せば些細なきっかけ、気づきとはあらゆる場面において存在するのだということ。

 

感性を豊かに、起こる事全てにいちいち意味を見出だしてみる事も人生を豊かにするきっかけとなりうるのだろう。 誉