誉の日記的物語

日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。

籠り物語 シーズンⅡ

素直ではない自分を一番良くわかっているのは自分自身で、どうしても無邪気になれない若者。

心の中では勿論嬉しい気持ちもあるのだけれど、何がそうさせたのか卓は今一感情を表に出す事が上手ではなかった。

雪山でのシーズン幾度となく顔を合わせるであろう新しい仲間との出逢いをぼんやりと頭の中に漂わせながらその日の1日が終わりに向かう。

風呂で頭をのぼせさせリフレッシュする卓。
「のぼせるまで風呂はいったら頭のなかはぼぉっとしてスッキリするんだぞ」
従兄弟のおじさんの言葉をそのまま再現した。

部屋に戻る頃には素直に新しい仲間との出逢いを喜んでいる事に気がついた卓は、少し嬉しい気分でホッとしながら布団に横たわり、まどろみの中へと沈んでいった。