誉の日記的物語

日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。

おかんへ書く手紙 五話

俺が専門学校通ってた時終わってからバイトで帰ってくるんは夜中3時か4時やったよな。
いつもおかんはご飯作ってくれてラップしておぼんに置いてくれてた、今思い出してもほんまに感謝しかない、ありがとう。
睡眠時間帯ほとんど無くてあの頃はきつかったなぁ…

 

それは良いとして、おとんが酔っておかんに罵声浴びせてる時にチラッと聞こえた来た時の事やけど、今思い出しても心臓えぐられるみたいな胸の痛み感じるわ。


おとんが
「わざわざお前がしんどい思いしてまであいつの飯の用意なんかせんでえぇやろ!」
俺は耳を疑ったわ。俺が言われてる事にも多少なりショックはあったけどそんな事はどうでも良くて。


俺のためにおかんが優しさでやってくれてる事をそんな言い方されたおかんの気持ちよ…たまらんかった。


それ以来俺は
「ごめんおかん、ご飯めちゃ嬉しいし感謝してる。でも、もう作って用意せんといて。おかんが俺の事であんなん言われてるの俺耐えられへん」
俺おかんにこの事言うた時ほんまに悲しくて泣きそうやった…
おかんも泣きそうな顔するし余計に。

 

永遠はおかんがどういう気持ちでご飯の用意をしてくれているかわかっていた。


以前おかんと話をしていた時の事。
喧嘩ばかりでそのおかんを見る方が永遠は辛いとおかんに話をした事があった。
「ばぁちゃんも居るし北海道帰ってもええんやで?俺らも子供ちゃうんやし」するとおかんは
「あんたらが居らへん所で生きてたって意味ないもん。それやったら家借りるわ」
永遠は泣いた。

こんな事を言わせてしまっているおとんへの怒り、おかんの気持ちの嬉しさ、そして切ない気持ちが一気に永遠に押し寄せたのだ。

 

この事を永遠は聞かされていたので、おかんの愛情である行為を踏みにじられた気持ち、それを自ら断らなければいけない気持ちとでとても辛い気持ちになっていたのだ。