誉の日記的物語

日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。

篭り物語シーズンⅡ

中間駅へと一気に滑った卓は、足元が甘い感覚を感じひとまず滑りこむ事にした。
いつものパウダーばかりを滑るのではなく、斜度がきつく荒れがちな通称ハン3を流す事にした。

中間駅から再びゴンドラへ乗り目当てのコースへと向かう事にした。
年末に居た頃とはゲレンデにいる客層はがらりと変わり、篭りの人間ばかりが山に残り若いライダー達が多く居た。

馴れ合うように滑るグループ、卓のように黙々と滑るライダー、様々なタイプの篭りがゲレンデには居た。

卓はそんな篭りの人間と相乗りする事になった。
無口な卓はイヤホンをしたまま音楽を聞きぼぉっとしていた。

そんな卓を他所に何やら盛り上がっていた。
それでも卓は空気のようにそこに居た。
「スノーボードしに来てるし仲間とか別にいい」
そんな事を心の中で呟く卓だった。
少し羨ましさを感じた卓だったが、まるで自分に言い聞かせるようだった。