誉の日記的物語

日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。

籠り物語 シーズンⅡ

卓は別れも早々に出発の準備をして、夜行バスの出る新大阪へと向かった。


さっき別れ話をした後とは思えない程ドライな感覚で電車に揺られる。

 

新大阪のバス乗り場にはスキー・スノーボードツアーに向かう客でごった返していた。

卓はバスを待つ。


隅の方で人の居ないスペースに荷物を起き、その上に座り込み携帯灰皿を片手に煙草を吸った。
いつも楽しそうな話し声、仲間内で盛り上がるその姿を見て、一人で白馬へ向かう卓は、少し寂しい気持ちになるのだった。

 

乗り込むバスが到着し案内が始まる。
一人であるという姿を隠すかのように、そそくさとバスへと乗り込むのだった。

 

いつもの如く数ヵ所のサービスエリアでバスは止まる。
卓はトイレ以外は一切目を覚まさない。
しかし、不思議と長野県に入り外に雪景色が広がったエリアに入ると目を覚ますのだった。

 

雪で自然と目を覚まし、雪を見て安心すると共に興奮していた。
冷たいと思われるだろうが卓はなんとも単純なのだ。