誉の日記的物語

日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。

籠り物語

新年からいつもと何ら変わりのない籠りの生活を日々過ごす。
しかし、卓は三学期がまだ残っているので、一旦大阪へ帰らなければならない。
その日が着々と近づいてくる、帰りたくないのだが仕方ない。

 

残りの日を無駄にしないよう日々の仕事を一生懸命こなし、毎日全力でスノーボードに明け暮れた。

この時卓は、ただ帰りたくないだけではなく、彼女の事を片付けなければならない、そんな重い悩みも抱えていたのだ。

 

そんな卓の気持ちとは関係無くその日は訪れる。

朝の仕事を終え、いつも通りスノーボードを終え神戸屋へと帰る。

 

大阪へ帰る準備をして、一度オーナーの部屋へと挨拶に行き、今日で一度帰りまた来る事を伝え厨房へ向かった。
そこで康之さんにも同じ事を伝えた。
最後にフロントに居たチカさんへ挨拶へ行った。

 

一通り挨拶を終え部屋に戻ろうとした卓をチカさんが呼び止めた。
「今日はもう夜は休みでいいからゆっくりしとき、晩御飯早めに準備するから食べていきよし」
「いいんですか?」
「何言うてんの、当たり前やんか」


卓は改めて神戸屋の人の暖かさを感じ、帰るのが余計に寂しくなった。
「ありがとうございます」

そうお礼をして部屋へとまた戻った。